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富岡市議会、英語教育と多文化共生を議論

英語教育の充実と外国人支援策について富岡市議会で議論。市長は「グローバル人材育成」を強調。
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令和5年9月20日、富岡市議会で行われた定例会において、英語教育の充実と外国人が生活しやすい環境づくりについてが議論された。

岡野尋実議員は、英語教育の充実に関して、幼児期から英語に触れる事業の現状を問いただした。これに対して、榎本義法市長は、「『グローバル人材が育つ魅力あるまち』を目指して、幼児期から英語に積極的に触れる環境を整えている」と報告した。具体的には、「ふぁんぐりっしゅサポーター事業」を通じて、未就学児が日常的にネイティブの英語に接する機会を設け、英語に対する興味を高める取り組みがなされているという。

健康福祉部長の茂木孝之氏は、アンケートによる反響が明らかであり、特に講師の専門性が高く評価されていることを指摘した。「英語教育だけでなく、保育全般においても貢献しているとの声が多く寄せられている」と述べ、事業の意義を強調した。この事業は、子供たちが自然に英語に親しむことができる環境を提供することを目指しており、大きな成果が見えているとした。

次に、小松隆行議員からは外国人の生活環境向上について質問があった。市民生活部長の富岡幸男氏は、外国人によるごみの分別での課題を明かし、「外国語表記のカレンダーやごみ分別早見表を配布している」と述べ、その認知度向上に努めていると説明した。しかし、地域の交流が少ない外国人にとってはルールが理解しにくいとの声があり、新たな施策として、ごみルールを記載したごみ袋の導入や多言語化アプリの検討が求められている。

また、三ツ木真由美議員は、災害時の避難行動要支援者への支援策を問うた。市長は、要配慮者に対する個別避難計画を策定中であるとし、移動手段の把握や分析を進める意向を示した。これに対し、具体的な名簿作成や避難時の支援について、さらなる情報の整理が期待される。福祉避難所の設置状況や、指定避難所との区分けについても今後強化していく考えを示した。

最後に太陽光発電設備についても議論が行われた。三ツ木議員は景観への配慮や適切な廃棄処理の必要性を強調した。市長は、条例改正を検討し、自然環境や景観との調和を図る方針を示したことから、地元住民の懸念に応える取り組みが期待されている。2023年度中に改正が進む予定である。

富岡市では、これらの多様な施策が進行中であり、一貫した市民の生活向上を目指して努力が続けられている。市では今後も英語教育の強化や多文化共生の促進に取り組んでいく意向を示している。

議会開催日
議会名令和5年9月定例会
議事録
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