令和4年9月12日、矢祭町議会は第5回定例会を開会した。
出席議員全員が参加する中、会議が進行された。
最初に、藤田玄夫議長より会議録署名議員が指名された。
議員は鈴木敏男氏と緑川裕之氏に決定。
次に、会期の決定についてが議題となり、5日間にわたる会期が承認された。
町長、佐川正一郎氏は、認定議案の提案理由を説明した。
説明された議案には、一般会計の決算認定や特別会計の決算認定が含まれる。
特に、一般会計では歳入決算額が58億5,343万4,614円、昨年度に比べ94.8%の収入を得た結果が報告された。
次に、議案第65号として、令和4年度の補正予算案が提案された。
この補正予算は236万1,000円の追加を含み、合計額は40億6,073万円となる予定である。
補正の主な内訳は、新型コロナウイルス対策に関連する経費及び生活困窮世帯支援の増額に伴うものである。
また、報告第7号では、令和3年度の矢祭町財政健全化判断比率及び資金不足比率について報告が行われた。
町民福祉課の大森秀一氏によれば、財政は健全であり、未収金の回収が継続して重要な課題であるとのことであった。
続いて、育児休業等に関する条例の改正提案があり、非常勤職員についての取得要件が緩和される。
この条例の改正は、町長の提案に基づくもので、育児休業を取得しやすい環境を整備する狙いがあると説明された。
人権擁護委員の推薦についても提案され、候補者として佐川潔子氏と佐藤裕氏が挙げられた。