令和6年第2回矢祭町議会臨時会が、2024年2月20日に開催された。
主要な議題として「矢祭町公の施設の指定管理者の指定について」が提案された。
町の指定管理者として、株式会社はなひろの指定が求められる形となった。この指定は、矢祭町老人福祉センター舘山荘と矢祭町デイサービスセンター舘山荘の管理を対象としている。
町長の佐川正一郎氏は、指定管理期間が令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間であることを説明した。指定管理者は、地域に密着したデイサービス事業を運営する株式会社はなひろで、同社は地域福祉の向上に寄与していると述べた。
質疑応答では、大森泰幸氏が指定管理者選定の手続きに対する不安を表明し、町民の理解を得るための努力を求めた。これに対し、町長は地域福祉サービスの迅速な対応の重要性を述べた。
さらに、鈴木敏男議員は、説明不足との指摘をし、議会の意義についても言及した。これを受けて、町民福祉課長の大森秀一氏は、過去の経緯を踏まえた努力が必要であると謝罪した。
討論の後、議案は原案の通り可決された。この決定により、今後の運営体制が整い、町民が安心してサービスを受けられる環境が構築されることが期待される。