令和4年第1回矢祭町議会臨時会が、1月31日に開催された。 議会では、5件の議案が提出され、全て原案通り可決された。 その中でも、矢祭町ふるさとづくり寄附条例の改正が注目された。
この改正は、第6次矢祭町総合計画に基づき、寄附金の充当先を明確化することを目的としている。 自立総務課長の鈴木直人氏は、「この条例は、今後の町づくりに寄附を活用するための規定を整えるために必要なものです」と述べた。 これにより、寄附が特定のプロジェクトに使われることが明確になり、透明性の向上が期待されている。
さらに、令和3年度と令和4年度の一般会計補正予算の内容も承認された。 自立総務課長の鈴木直人氏は、一般会計補正予算について、「住民税非課税世帯への臨時特別給付金を含む予算措置を講じています」と詳しく説明した。 補正の内容には、子育て世帯への給付金もあり、計745世帯に対して支給される見込みだ。
加えて、国民健康保険特別会計補正予算の報告も行われ、703万7,000円が追加されることが承認された。 これは、一般被保険者の高額療養費の増額に対応するものである。町民福祉課長の大森秀一氏は、「高齢者や生活困窮者の健康を守るための支援です」と強調した。
会期は1日間に設定され、出席議員は全員が賛成し、会議は円滑に進行した。 議長の藤田玄夫氏は、「本日は特に住民に直接関わる重要な議案が多く、大変意義深い会議だった」と振り返った。 今回の議会は、今後の町づくりに重要な基盤を築くものとして位置付けられる。
以上のように、矢祭町議会臨時会では、町づくりを進めるための重要な決定がなされた。今後も、町の発展に寄与する取り組みが進められることが期待されている。