矢祭町議会の令和3年第4回定例会が6月16日、町役場で行われた。
当日は多くの議題が提出され、特にコロナワクチン接種や地方行政に関する重要な議論が交わされた。議員たちは、町独自のワクチン接種の優先順位について意見を交換した。藤井隆治議員は、親にとって特に子供の接種を優先するケースがあると述べ、町の判断で独自に施策を行うべきではないかと提案した。
町民福祉課長の大森秀一氏は、国のワクチン接種に基づいた順位付けの重要性を強調しつつ、最終的には国に従わなければならないとの見解を示した。
また、議題の中では無電柱化の実施についても議論された。藤井議員は、特に東館駅前の信号機柱が交通の妨げになっていると指摘し、無電柱化の必要性を訴えた。治安と景観に関連し、町長はこのプランの検討を進める意向を示した。
さらに議会では矢祭町の未来に関わる長期的な計画、特に国道118号のバイパス化についても話題となった。交通量の増加を見越し、町長はバイパス化の推進についての具体的な戦略を述べた。
また、藤井議員は、役場の老朽化問題にも触れ、新たな庁舎建設の必要性を提案。長年続く議論も再燃した。町長は、庁舎は重要な公共施設であり、更新の必要があるとの見解を示し、長期的な計画の枠組みを検討する意向を示した。
さらに、結婚支援事業の中でのAI婚活システムの導入についても議論があり、町民に対して婚活情報を提供する施策は急務であるとされた。