令和4年9月13日、矢祭町議会では、公共交通行政や学校設備の安全についての一般質問が行われた。特に注目を集めたのは、JR水郡線の活性化策や学校の시설安全性に関する議題だった。
議員からは、去る7月28日、JR東日本が利用者の少ない地方路線の収支を公表し、特に水郡線の厳しい経営状況が報告されたことへの懸念が示された。片野議員は、維持に向けて地域住民が一丸となる必要があると指摘し、町長はその重要性を認識していると応じる。この発言は、町内の交通手段や経済活性化に直結することから、多方面に影響を及ぼすことから議論が続いている。
また、学校設備の安全性についても質疑が続き、教育長が小学校の設備及び教育現場での定期点検の実施状況を報告した。特に、東館の学校は比較的新しいため、大規模な問題は発生していないが、事故を防ぐために注意深く監視している。今後も目視検査に加え、専門業者による点検を強化する方針だ。
さらに、公共施設も同様に老朽化が進んでおり、町営グラウンドについては草刈りが遅れている状況が述べられた。利用者からのフィードバックを受けて、より良い環境作りを進める必要があるとの指摘があった。特に手入れの行き届かないグラウンドの問題は、野球やソフトなどの試合環境に直結するため、関係者が一同に改善策を講じることが求められる。
議会の中で、高齢者事故防止やコロナ対策なども質問され、特に新型コロナウイルスの最近の感染拡大に対する役場としての施策やワクチン接種の進捗が報告された。高齢者が多く集中する地域では、安心できる環境作りが求められており、地域包括支援体制の強化も議題に挙がった。
総じて、本日の議会では、地域全体の暮らしや経済活動に密接に関わるテーマが討議され、町民の意見などを取り入れた施策の重要性が改めて確認された。今後も引き続き議会と行政が協力し、町の活性化へ向けた取り組みを進めていく意義が強調された。