令和元年第5回矢祭町議会定例会では、様々な議題が取り上げられ、特に教育政策と観光振興に関する議論が活発に行われた。
まず、青砥安彦議員は、町長の公約にある「町民の声を反映させるまちづくり」について言及した。町長の佐川正一郎氏は、地域懇談会を通じて町民の意見を積極的に取り入れ、多様な町づくりを進める意向を示した。
また、教育行政に関する質問では、特に小学校段階での英語教育や地域団体との連携が注目された。郡司浩子議員は、SNSの影響を受ける子供たちについての対策を尋ねた。教育課長の鈴木直人氏は、家族や地域位も巻き込む形での取り組みが重要であり、地域懇談会の復活が必要だと強調した。
また、観光行政に関して、本多勇也議員は、滝川渓谷の整備とその活性化について質問をした。町長は、利用者が安全に楽しむための遊歩道の整備が必要であるとし、観光協会との連携を強調した。さらに、郡司議員は点在する観光資源に対する案内の改善として、QRコードを使用した情報提供を提案した。
議会では、観光産業の活性化に向けて、今後も地域住民と連携しながら取り組んでいく意欲が示された。本議会が、まさに新たな町づくりに向けた一歩になることが期待される。