令和3年第2回矢祭町議会定例会が3月10日に開催された。
この会議では、様々な課題が取り上げられたが、防災委員会における女性委員の選任についてが重要な議題の一つであった。国からの要請により、非常時の対応に女性の視点を取り入れることが求められており、町の方針として今後検討が必要であると町長が述べた。
また、非常時における備蓄食品のアレルギー対応についても話題に上がった。町民の安全を確保するため、アレルギー対応の食品が整備されることが求められており、代表的なアレルギー物質に対する配慮が必要とされる。町民福祉課長は、今後の備蓄計画においてアレルギーに配慮した食品を取り入れる意向を示した。
さらに、福祉行政においては、孤立を防ぐための対策が重要視され、特に引きこもりや社会的な孤立に繋がる要因を考慮した支援の計画が進められている。これにより、地域住民の生活の質を向上させ、社会的な交流を促進する仕組みを構築することが期待されている。
次に、交通弱者への支援策拡充に向けた取り組みも議論され、特にタクシー利用券の交付を受けられる対象者が後期高齢者に制限されている現状について見直しさせる必要性があるとの意見が強調された。郡司浩子議員は、交通弱者が更に多くの人々に広がるように条件緩和や、地域住民との連携が大切であると呼び掛けた。
また、健康維持のための施策に関しては、町民福祉課の取り組みを称賛しつつ、さらなるサービスの充実が求められている。