令和5年9月15日、矢祭町議会は第4回定例会を開催した。
この会議では、令和4年度の各種決算認定について、計9件が提案された。
決算特別委員会委員長の緑川裕之氏は、認定第1号から第8号まで計8件の認定は適当であると報告した。
続いて、認定第9号である水道事業会計の剰余金の処分についても原案可決であると確認された。
また、報告第3号では、令和4年度の財政健全化判断比率及び資金不足比率について、質疑応答が行われた。
委員からは、地方自治体の財政運営に関し、特に昨今の物価高騰への対応や持続可能な財政運営の解決策について活発な意見が交わされた。
さらに、専決処分に関する議案が2件も上程され、共に承認された。
次に、議案第53号から第65号に至るまで、条例の制定や法律の一部改正等が提案され、いずれも討論が行われず、異議なく原案通り可決されることとなった。
特に議案第53号では、矢祭町公営企業の設置に関する条例が重要な決議として上程され、住民サービスの向上を図るための施策であることに各議員の共感を得ていた。
議会の後半では、議会議員の報酬に関する特別委員会の設置が提案された。
これは、現在の報酬制度の見直しを求める内容で、町長の佐川正一郎氏もその必要性を強調していた。
議会全体で、この委員会が次期の報酬について新たな基準を設定することへの期待が高まっている。
このように、今回の定例会では、財政運営、条例の改正、報酬の見直し等多岐にわたる重要な議案が審議された。