令和3年6月17日に行われた矢祭町議会の定例会において、一般質問が行われた。特に、コロナウイルスワクチン接種や防災対策についての意見が多く寄せられた。
本多勇也議員は、コロナウイルス感染症拡大防止策について尋ね、ワクチン接種の早期実施を強調した。町長の佐川正一郎氏は、感染拡大を防ぐためには国産ワクチンの体制強化が重要であると述べた。ワクチン接種の進捗状況について、本多議員は、65歳以上の町民に対する接種は順調に進んでおり、7月中旬に完了する見込みであると確認した。また、予約キャンセルによるワクチンの処理方法についても、町民福祉課長の大森秀一氏が迅速な対応を行っていると答弁した。
一方、防災対策についても議論が交わされた。洪水対策として高台避難所の整備が提案され、町長は関岡地区のリスクを考慮し、計画の必要性を認めた。特に、昨年の台風19号の被害を踏まえた意見には方針の重要性が感じられた。加えて、福祉避難所の整備についても議題に上がった。
鈴木敏男議員は竹の破砕機の購入について質問。地域の竹やぶの処理において業務用の破砕機購入の必要性を訴え、町長は今後の情報集約と検討を約束した。また、盗難対策としてグレーチングや橋名板の事情にも触れ、補修体制強化の重要性が示された。
総じて、今回の議会ではワクチン接種、防災、環境保護に関する活発な意見が交わされた。町民の安全と健康を守るため、今後も継続的な対策と検討が求められる。