令和5年12月15日、矢祭町議会において第5回定例会が開かれた。
議会では、一般会計の補正予算や公の施設の使用料に関連する条例案が審議され、いくつかの重要な議案が可決されている。特に、議案第71号の一般会計補正予算においては、必要な資金を確保するための措置が講じられ、歳入の増加を反映した形で3600万の追加が計上された。
また、議案第67号では矢祭町公の施設の使用料等に係る消費税の取扱いに関する条例が提案され、本案は原案通り可決された。
議案第68号では、職員の給与に関する条例の一部改正が発表され、詳細な内容は職員の待遇改善を含む内容である。また、議案第69号の国民健康保険税条例の改正においては、保険税の見直しが行われ、保険サービスの向上を目指す方針が示された。
学校給食センターに関わる議案、第70号の設置条例も改正された。この改正に対して教育課長の菊池基之氏は、構成員の見直しに関する理由として、「教育長と給食センターの所長を外すことで公平な意見交換が期待できる」と述べた。
その他、議案第74号から第76号までの介護保険、後期高齢者医療保険及び水道事業に係る補正予算も原案通り可決され、全体の整備予算も増加することになった。
さらには、追加日程として提出された議案第77号では、町長等の給与に関する改正が提案され、県に準じた形での引き上げが決定された。これに関し、町長の佐川正一郎氏は、「県の人事委員会の勧告に基づいて行う」と強調した。
これらの議案はすべて異議なしで可決され、今後の進展に向けた期待が寄せられる。議会終了後には、議員たちの派遣についても報告があり、町の今後の取り組みを期待する姿勢が見受けられた。