令和6年第3回矢祭町議会定例会が3月4日に開会した。
この会議では、会期の決定に加え、議会議員の報酬に関する調査特別委員会の報告が行われた。議会運営委員長の鈴木 一君によると、今回の定例会では、条例改正や補正予算など、合計18件の議案が提出されていることが確認された。
特に会議の中心となったのは、議会議員の報酬に関する報告だ。委員長の緑川 裕之君からの報告によると、現行の日額制について、活動への影響を及ぼしているとの意見が委員の中で多く表明された。一方、藤井 隆治委員は、役員報酬としての月額報酬案を示し、その妥当性を強調した。各委員の意見が対立する中で、議会としての最終的な決定に向けた議論が行われたという。
また、今定例会においては、新型コロナウイルスの影響下における地域経済の支援策も重要なテーマとして取り上げられた。町長の佐川 正一郎君は、激化する物価高騰やエネルギー価格の上昇に対する対策として、プレミアム率100%の商品券や、住民税非課税世帯への支援金制度について説明した。。
さらに、佐川町長は次年度の重点事業として、少子化対策や若者の移住促進策の強化を挙げ、地域の持続可能な発展に向けた取り組みを継続する意志を示した。特に、次年度には子育て支援事業が拡充される計画であることが明かされた。
さまざまな重要事項が議題に挙げられる中、会期は3月8日までの5日間に決定された。今後、各議案に対する審議が行われると期待されている。