令和元年第6回矢祭町議会臨時会が、令和元年7月17日に開催された。ここでは主に2つの議案が審議され、いずれも可決された。
最初に提案された議案第69号は、消防ポンプ自動車購入事業に関する物品売買契約の締結について。町長の佐川正一郎氏は、契約金額が1,996万5,000円で、業者は株式会社磐水社となることを明らかにした。7月4日に行われた指名競争入札を経て、本契約を進めることが必要であるとの説明があった。
この契約に際して、議員からは入札時期に関する質問が寄せられた。大森泰幸議員は、6月の定例議会と重なる中での入札の理由について問うた。それに対し、町民福祉課長の陳野勝美氏は、準備に時間を要し、納期に間に合わせるためのやむを得ない時期であったと述べた。また、購入に関する補助金についても大森議員から確認があり、具体的な財源についての詳細が求められた。
次に、議案第70号の一般会計補正予算が審議された。この補正について自立総務課長の藤田義広氏は、歳入歳出それぞれを2,455万7,000円増額し、総予算が39億9,512万2,000円となることを提示した。主な内訳には、国庫支出金の増額や商工費のプレミアム商品券事業が含まれる。
菊池淳之議員からの質問では、ボイラー購入を含む修繕工事の発注に関連し、どのような業者と契約するかが確認された。さらに、プレミアム商品券の取り扱いについて、町民への平等な配布方法が求められた。
最後に、公開された質疑では、各議員から積極的な意見が交わされ、議案は原案の通り可決される運びとなった。今回の臨時会は、地域の安全を担保するための重要な施策について話し合う場となった。町長は今後も住民の安心・安全のためにの取り組みを続けていく考えを強調した。
閉会の宣言は、午前10時40分に行われ、すべての日程が終了した。