令和3年第5回矢祭町議会定例会が9月13日に開会した。
会期は9月17日までの5日間と定められ、26件の議案が審議される予定である。議案の中で特に重要なものは、令和2年度の決算認定に関する議案である。矢祭町長の佐川正一郎氏は、町全体の资金状況を報告し、決算について町民に理解を求めた。
町長は「認定第1号から第9号までの決算について、それぞれ丁寧に審議してほしい」と述べ、各議案に対する期待感を示した。特に一般会計歳入歳出決算認定は町の財政健全性を測る重要な指標であり、各議員に対する周知を促した。
さらに、認定第9号では、「令和2年度矢祭町水道事業会計決算」の結果も示された。水道事業は経常利益が1,681万円となり、営業収益に依存する現状が続いているとの報告があった。来年度の取組についても町長は言及、「持続可能な水道経営を実現するため、さらなる改善努力が必要だ」と強調した。
また、特別会計や基金について、一般会計の歳入は58億2,087万6,843円、歳出は53億3,216万9,302円で、いずれも健全性を保っているとの説明もなされた。