令和5年6月16日に行われた矢祭町議会定例会において、地域のさまざまな課題に関する議題が審議された。
主な議題としては、令和4年度一般会計の繰越計算書、及び水道事業会計の繰越計算書が報告され、質疑も行われたが、いずれも質疑はなく、報告は了承された。
また、専決処分に関する報告が複数回にわたり行われ、各議案は異議なしで可決された。
その後、情報通信施設に関する条例や税条例の改正が議題に上がり、出席した議員からはそれぞれの議案に対する質疑がされなかった。
特に、情報通信施設の条例改正では、加入促進のための取り組みが期待されている。
次に、福島県市町村総合事務組合に関する議案では、地方公共団体数の減少が問題視される中で、今後の運営に影響を及ぼす可能性について懸念が寄せられた。
財政面では、令和5年度一般会計補正予算や特別会計補正予算も審議され、賛成多数で可決する運びとなった。
特に、一般会計予算には、震災による支援の継続も含まれており、住民支援への関心が寄せられていた。
請願や陳情においても、被災児童生徒への就学支援の継続が報告され、全会一致で採択されることとなった。
また、地方財政の強化を求める意見書も提出され、賛同を得る形で可決された。これにより、町の未来を見据えた議論が進展することが期待されている。
最後に、議会運営に関する継続調査が承認され、今後の議会の運営改善に向けた取り組みが求められている。