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矢祭町、令和3年度予算案を発表 予算総額47.8億円、1.1%増

矢祭町は令和3年度の一般会計予算案を発表した。予算総額は47.8億円で、町民向けの新型コロナウイルスワクチン接種体制の構築も含まれている。
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令和3年3月8日、矢祭町の定例議会が開会した。

議長の藤田玄夫氏は開会の挨拶をし、出席議員が定足数に達していることを確認した。この会議では、多岐にわたる議案について審議が行われる予定である。

日程には、まず議案第7号から第30号までの提案理由の説明が含まれる。町長の佐川正一郎氏は、令和3年度の一般会計予算案について、町民の理解と協力を得ながら厳しい財政状況の中での取り組みを強調した。特に、新型コロナウイルス感染症に対する対応として、ワクチン接種体制の迅速かつ円滑な構築が重要であると述べた。

さらに、議案第7号「矢祭町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例」について、町民福祉課長の大森秀一氏が提案理由を説明した。この改正では、総務省の要請に基づき、実際の事務処理との整合性を図ることが目的とされている。

次いで、議案第8号「矢祭町土地開発基金の設置管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例」も同様に説明がなされ、改正の内容として基金利子の元金への積立が言及された。議員からは基金運用の透明性を求める意見も出された。

また、議案第21号「令和3年度矢祭町一般会計予算」の予算総額は前年度と比べ1.1%増の47億8,000万円。町税や交付税等を基にした財源の内訳が詳しく挙げられ、歳入歳出のバランスを重視した予算編成について説明された。特に、依存財源の比率を抑え、自主財源の確保に努める姿勢が強調されている。

議案第30号では、教育委員会の委員の再任について報告され、鈴木秀典氏が推薦された。議会の同意を得て正式に任命される見込みである。

本議会においては、イノシシ被害への対策も重要なテーマとなっている。産業常任委員長の郡司浩子氏は、閉会中に行われた調査結果を報告し、町の農業に与える影響と今後の対応が求められると述べた。今後も町としての取り組みを素早く進めていく必要があるとの意見が出た。

本日の会議は、議案に対する質疑を省略することが決定された。議員たちはこの決定を受け、予算特別委員会の設置について意見を交わし、意見集約を行った。議長はこの後、休憩を挟んで次の日程を確認することを告げ、会議を終了した。

議会開催日
議会名令和3年第2回矢祭町議会定例会
議事録
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