令和5年12月11日、矢祭町議会定例会が開催され、町長提出の11件の議案が審議された。
この定例会では、特に令和5年度矢祭町一般会計補正予算(第6号)や、町職員の給与に関する条例改正が注目を集めた。
町長の佐川正一郎氏は、補正予算の内容について「歳入における3つの補助金増や、プール監視員報酬の減が主な内容で、町税の増にも寄与する」と強調した。
他にも矢祭町国民健康保険税条例の変更が提案され、これにより子育て世帯の負担軽減が図られる見込みである。同条例の改正を求める意見が多く寄せられた。
その中で、議案第68号「矢祭町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」では、若年層を中心に全職員の給料月額を引き上げることが提案された。町長は「県人事委員会の勧告に従い、適正額を見直し、職員の士気向上を目指す」と説明した。
定例会初日の午後には2件の一般質問が行われ、議員からの質問に町長や各課長が回答した。
会期は本日から12月15日までの5日間とされ、次回の議事では詳細な議案説明が続く予定である。
また、今議会では新しいインターネット中継が導入され、傍聴者の利便性が高まることが期待される。議会は、報道機関の撮影も許可し、透明性向上に努めている。
今後も町民の声に耳を傾けた運営が求められる中、議会の成果がどのように現れるか注目が集まる。