矢祭町議会の定例会が令和5年3月6日に開催され、本年度の重要な議案が提案されました。
この定例会では、会期が3月6日から3月10日までの5日間に決定し、議案全27件の内容説明が行われました。
特に重要な議案として、令和5年度の一般会計予算が注目されており、歳入歳出の総額は43億9,000万円と、前年度と比べ5億1,000万円、率でいうと13.1%の増加が見込まれます。
町長、佐川正一郎氏は開会にあたって、昨年より続く新型コロナウイルス感染症への対応や経済への影響についても言及。地方経済の活性化と町民生活の支援が急務であると認識されており、具体的にはプレミアム付商品券の販売など、経済対策を強化する方針が示されました。
また、個人情報保護に関する法律施行条例の新たな制定や、情報公開・個人情報保護審査会の規則に関する改正が提案され、個人情報の安全管理に向けた取り組みも強調されました。
議会では、議案第18号から第26号までの9つの議案については特別委員会に付託されることが決定され、これからの議論に期待されます。議員による一般質問も行われ、さまざまな町民の声が議会に反映される場となります。
来年以降の予算執行に向けて意見交換が行われる予定で、特に地域経済の支援や教育の充実を図る取り組みが進められます。町長は、今後も町民の健康と財産を守ることを優先に考え、必要な施策を講じる方針を強調しました。