令和元年第7回矢祭町議会定例会が開かれ、主要な決算案が可決された。
まず、決算特別委員会による報告が行われ、委員長の藤田玄夫氏が平成30年度矢祭町一般会計歳入歳出決算について報告した。
一般会計歳入歳出決算は47億円以上とし、不用額が約3億8,100万円に達する。
大森泰幸議員が反対討論を行い、「不用額は昨年よりも増加しており、町民の要望に応えられなかった」と指摘した。
その後、一般会計や各特別会計の決算認定が続々と行われ、全て賛成多数で可決された。
特に、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計についても審議され、問題なく進行した。
また、平成30年度の財政健全化判断比率についても報告が行われ、質疑はなく了承された。
新たに可決された議案71号では、森林環境譲与税基金条例が制定されることとなった。
この条例の設立により、環境保全のための施策が期待される。
さらに、9件の補正予算案が議題に上り、原案の通り可決された。
これにより、各事業の順調な進行が見込まれるが、議会内では町民意見の反映を怠らないよう促す意見が出た。
また、議会運営に関する継続調査が行われ、引き続き協議が求められる形となった。議会の透明性が強化されることへの期待が寄せられた。