令和5年9月13日、矢祭町議会では定例会が開催され、議員による一般質問が行われた。元関岡小学校の跡地利用については、「現在の進展状況は?」と鈴木敏男議員に問われ、自立総務課長の鈴木直人氏は「大きな進展は無い」と回答した。この回答に対して鈴木議員は、「8年間進展なしは怠慢だ」と強く批判した。これに対し、町長の佐川正一郎氏が、「まちなかの公共機能調査業務を基に、活用を検討する」とし、進展の必要性を認めた。
また、ふれあい交流事業としての地域懇談会については、小中学校の活用や、町民からの要望説明を受け、成果を挙げつつあることが報告された。さらに、役場庁舎建設に関して町長は「公共施設の整備を重要視し、慎重に進めたい」との見解を示し、来年度の予算化に向けた構想を強調した。
この日の議会では、勤務者体育センターや勤労者の利用状況、観光案内所の活用についても議論された。地域住民との交流を図るため、今後、業者との連携が意図された。
町長の佐川正一郎氏は、議員質問の中でこれらの課題を解決するために、地域住民の意向を十分に配慮しながら取り組む必要があるとの認識を示した。特に、公共施設の利用促進やそれに対する町民の要望の反映が期待される。