令和2年5月29日、郡山市議会第2回臨時会が開かれた。
本会議では、重要な議案が3件と議会案1件が審議に上がり、議員たちの承認を得た。特に、新型コロナウイルス感染症による影響を鑑み、期末手当の減額が焦点となった。市長の品川萬里氏は、「市民生活や本市経済が深刻な影響を受けている」と強調した。
議案第90号は、郡山市一般会計補正予算に関するもので、特別職職員の期末手当の臨時特例についても相まって、補正費が提示された。この減額は、外出自粛や休業要請を受けた市民と苦境を共有する形で行われる。
具体的には、品川市長は自身の期末手当を50%減額、副市長は30%、その他の職員は20%の減額が提案された。市民の理解と協力があったため、コロナウイルス感染症の拡大が抑えられたことに感謝しつつも、必要な措置としての議案であったことが示された。
また、議会案第1号では議会議員の期末手当も同様に20%の減額を求め、議員たちからも賛同された。川前光徳議員は、「感染症による生活への影響を考え、減額を決定した」と意義を訴えた。
この日の議会はまた、議会運営委員会の報告を受けて進行し、会期は一日と定められた。出席は38名で、全ての議案が異議なく承認された。
品川市長は会議の締めくくりにおいて、「今後も引き続き、市民生活の支援に尽力する」と述べ、感染拡大防止と市政運営への尽力が求められていることを示唆した。
このような背景の中、議会の日程は無事に終了し、今後の市の方針が期待されている。