令和4年12月15日、郡山市議会は定例会を開き、重要な議案に対する審議を行った。
主な議題の一つは、令和4年度郡山市一般会計補正予算(第9号)である。市長の提案理由説明によれば、補正予算は市民サービスの向上を目的としているという。特にでは、学校給食の無償化や、子育て応援給付金の支給など市民が恩恵を受けられる施策が盛り込まれている。議案第163号に関する質疑では、予算の詳細やその執行に関する質問が相次いだ。
塩田義智議長の指揮のもと、各常任委員会からの報告がなされた中で、総務財政常任委員会副委員長の森合秀行氏は、職員給与費についてコロナ対策にかかる超過勤務の状況を報告した。また、議案は賛成多数で可決された。しかし、一方で駐車場費を含む予算には反対意見も出され、賛成多数で可決されたものの、反対意見として財政負担の懸念も指摘された。
次に工事請負契約に関しても議論が行われ、複数の議員が契約の透明性や入札方法について質問した。特に、業者選定過程の透明性とそれに伴う市民への説明責任が強調され、今後の契約におけるガバナンスの強化が求められた。
また、請願に関しても討論が活発に行われた。特に請願第43号「非核三原則の堅持を国に求める意見書」では、多くの議員が賛同の意見を述べた。具体的には、核兵器禁止条約の採択を受けて、非核三原則を日本が堅持すべきとの意見が多かった。一方で、ロシアのウクライナ侵攻を受けた安全保障上の見地から、核政策に対する懸念も表明された。 請願第48号「小中学校の給食無償化求める意見書」については、行政がしっかりと子育て支援策を講じる必要性に多くの注目が集まり、賛成多数で採択された。
その後は、議会案第5号や第6号が次々と審議され、可決された。この中でも特に個人情報の保護についての議案は、現在の情報社会においてその重要性が増していることから、慎重な議論がなされた。