令和2年郡山市議会第1回臨時会が、5月1日に開会した。
この会議では主に、令和2年度の一般会計補正予算と、新型コロナウイルス感染症に係る発熱外来診療所の設置に関する条例が議題に上った。市長による提案が行われ、採決へと進んだ。
市長、品川萬里氏が新型コロナウイルス感染症に伴う状況について言及。感染症の拡大が市民生活や地域経済に与える影響を憂慮し、緊急に対処すべき施策を提案したことを明らかにした。市長は医療従事者への感謝を述べ、市民に対し支援を強化する考えを示した。
議案第88号では、一般会計補正予算額が347億593万4,000円となり、総額で1,773億2,368万4,000円に達すると報告され、委員長から原案通りの可決が述べられた。第89号となる発熱外来診療所条例の設置についても同様に意見が交わされた。この中で、医療機関の支援や衛生資材の配布が含まれ、生活支援策として特別定額給付金の事務に関するプロジェクトチームも設置されたとのこと。
福祉活動に関連した議案も評価され、認可外保育施設の郵便受取負担軽減や中小企業への支援策についても言及があった。この支援は、市内事業者の持続的な発展につながり、地域の安定に寄与すると見込まれている。
最後に、品川市長は臨時会での採決に感謝し、市政運営への意見を反映していく考えを強調。市民と議員の健康を祈念し、閉会の挨拶で会を締めくくった。