令和3年6月24日、郡山市議会は定例会を開催しました。
本日の主要なテーマは市政一般質問及び補正予算についてであり、多方面から意見が寄せられました。
市政一般質問では、吉田公男議員(立憲民主党)が水害対策について質疑を行い、市長の取り組みについて明らかにしました。市長の品川萬里氏は、過去の水害に対する取り組みと今後の方針について述べ、「防災・減災対策を最重要課題として進めていく」と強調しました。特に、情報発信の迅速化や流域治水の強化が今後の鍵であるとしました。
また、吉田議員は新型コロナウイルス感染症対策にも言及し、高齢者に向けたワクチン接種の現状についても質問を提出しました。市の本田文男保健福祉部長は、高齢者施設でのワクチン接種を迅速に行うための取組について確認され、今後の課題として、高齢者の接種の利便性向上を掲げました。
さらに、柳田尚一議員はデジタル市役所の実現に向けた施策に言及し、特にマイナンバーカードの重要性を訴えました。市民部長は、現在の交付状況について「累計交付数は約8万5千件、交付率は26.5%」とし、今後、市民の利便性向上のために様々な施策を講じると応じました。
公民館についても議論が交わされ、地域の社会的役割を果たすための機能強化の必要性が強調されました。地域公民館長の処遇改善が各議員の意見として上がる中、行政側も「処遇改善に向けた努力をしている」と発言しました。
パークゴルフ場に関して、柳田議員は高齢者の健康促進のために設置すべきと提案し、具体的な設置時期について市長は「今後の調査に基づいた整備を進めたい」と述べました。これにより、今後の展望について一定の合意が形成されました。
最終的に、全ての議員が市民福祉や生活向上へ寄与するために連携を強化することが確認され、質疑は終了となりました。