令和2年郡山市議会第3回臨時会が、8月5日に開会した。
議案第138号に関しては、郡山市一般会計補正予算が提出され、さまざまな施策が協議された。
市長の品川萬里氏はこの会議で、コロナウイルス感染症の影響を受けた市民生活を支えるための施策を提案した。特に、農作物の生育遅れや病害虫の問題に対し、農家への支援が重要とされ、農業団体との連携が強調された。
また、同日は新型コロナウイルスや爆発事故に関する報告も行われ、事故の影響により避難所の設置や、関係機関との連携が取り上げられた。市民に向けた情報提供が迅速だったことが評価された。
議案第138号では、児童や新生児に対する給付金の支給、障害者支援、商工業者のための給付金創設が計画されている。特に、売上高が減少した中小企業に対して利子補給制度を設け、事業の継続支援を図るという旨が説明された。
この補正予算の総額は21億7,021万2,000円に達し、郡山市の累計では1,837億8,718万6,000円となる見込み。財源としては国庫の支出金が充当される。また、教育環境の向上を図るため、学生への運動用具や辞典の配布が計画されていることも伝えられた。
議会は市民生活の向上に向けた課題解決に取り組むとともに、議会運営にあたり市民からの意見を大切にする姿勢を改めて確認した。市民一人ひとりを取り残さない施策を進める方針が示された。