令和5年4月28日に郡山市議会第1回臨時会が開催された。
議題には、会議録の署名議員指名、会期の決定、諸般の報告、そして議案第73号の令和5年度郡山市一般会計補正予算が含まれている。
最初に議長の塩田義智議長が会議を開会し、欠席議員の報告が行われた。続いて、会議録署名議員の指名が行われ、石川義和議員、遠藤敏郎議員、大城宏之議員が選ばれた。
会計の決定について、會田一男議会運営委員会委員長が会期を本日1日とする旨を報告した。これに対して異議なしと認められ、会期は決定される。
日程第3の諸般の報告では、議長から各種会議の報告があり、可決された意見書の提出状況などが説明された。報告の中には、去る4月6日の福島県市議会議長会定期総会や仙台市での会議も含まれる。
日程のメインイベントである議案第73号、令和5年度郡山市一般会計補正予算が議題となり、品川萬里市長が提案理由を説明した。この補正予算は、政府の物価高騰に対する支援策の一環として、様々な緊急支援を図るものである。具体的には、生活困窮世帯への支援、学校給食費の公的負担、エネルギー設備導入支援、民間保育施設への支援、そして中小企業支援プロジェクトの拡充が盛り込まれている。
今回の補正予算の金額は22億2,822万2,000円の増額で、一般会計の累計は1,365億9,022万2,000円に達する。市長は、これらの施策を通じて物価高騰の影響を緩和し、市民生活の安定に努めると強調した。
その後、議案は所管の常任委員会に付託され、さらに議案調査が行われた。委員会からは予算の内容について賛成意見が多く聞かれ、結果的に議案は全会一致で可決された。