郡山市の市政一般質問が行われ、新型コロナウイルス感染症への支援策やワクチン接種の進捗、デジタル化への対応、高齢者支援策について議論が展開された。
特に、會田一男議員が新型コロナウイルス関連の支援策について触れ、ワクチン接種の完了目標や高齢者接種の周知に関して質問を行った。
本田文男保健福祉部長は、ワクチン接種の進捗状況について報告を行い、65歳以上の高齢者に対するワクチン接種率の向上を目指していることを説明した。具体的には、65歳以上の高齢者には、希望者に対して国が表明している7月末を目途に接種完了を目指すと答えた。また、高齢者への周知についてはマスメディアを活用し、広報を強化していくとのことだ。
さらに、職域接種の推進について質問され、本田部長は職域接種が感染拡大防止に寄与するとの認識を示した。地方自治体による実施への協力も進める考えだと強調した。
生理用品の無料配布問題も取り上げられ、會田議員は生活困窮者への支援の必要性を訴えた。これに対し、本田部長は必要に応じて生理用品の提供について検討することを表明した。
デジタル化の進展に伴い、高齢者支援の充実も求められているとの指摘があり、朝倉陽一教育総務部長は、初心者向けのデジタル講座の実施を進めると述べた。市のIT技術に対する取り組みを活かした教育の必要性が強調された。
最後に、水害対策に関する質問があった。品川市長は水害復旧に向けた取り組み状況を報告し、今後の河川改修計画について言及した。国、市、県が連携して進める治水対策が重要であるとの認識が示され、水災害への備えを強化する必要性が指摘された。
こうした様々な施策について市当局は引き続き検討を進め、効果的な支援を展開していく必要がある。これにより市民生活の安定を図る方針を確認することとなった。