郡山市が9月10日に開催した定例会では、市政一般質問が行われた。特に、市総合地方卸売市場の老朽化した施設の改修問題が注目された。
市場の青果棠と中央管理棠の空調設備が破損し、速やかな工事計画が必要であると議員が訴えた。市長は、経年劣化を考慮しつつ、年度内に改修を進めると回答した。また、市場の朝市についても、感染状況と社会情勢を考慮しながら、開催の再開を検討する意向を明らかにした。
続いて、公共施設の管理状況と荒れた植栽の改善についても言及があった。従来、職員による管理が行われていたが、今後は専門業者による対応が必要となるとの見解が示された。
さらに、東山霊園の管理にも関心が寄せられた。霊園の施設管理及び返還墓所の募集に対する必要性が強調され、自由墓地の締切間隔を短縮すべきとの意見が議論された。市では、墓所の維持管理や雑草対策を計画的に進め、より具体的な対応を求められている。特に、定員が30名の郡山市更生園も40年以上使用され続け、大規模な改修が急務である。
また、一般家庭用ごみ袋の有料化についても意見が上がった。市はこの施策を検討しているが、コロナ禍の影響を受けた市民生活に配慮した上での実施が必要であるとした。各地域でのごみの分別状況は悪化しており、積極的な啓発が求められている。