令和元年10月3日、市議会は定例会を開催し、各議案の審議に入った。
今回の会議では、令和元年度郡山市一般会計補正予算(第4号)や、女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書など、合計37件の議案が審議され、いずれも原案通り可決された。
特に注目を浴びたのは、女性差別撤廃条約選択議定書に関する請願である。塩田義智総務財政常任委員会委員長は、「この請願は、私たちの社会における男女格差の是正に寄与するものであると考えております。」と強調した。
また、郡山市と二本松市との連携中枢都市圏形成に関する協議も行われ、住民サービス向上のための発展的な連携が期待されている。発言にあったように、協約の締結は双方の自治体にとって重要な一歩だとされる。議会での質疑の中で、当局は「本宮市や大玉村も参加の意向を示している」と述べ、更なる連携を模索する姿勢を示した。
さらに、予算に関する報告では、消防力整備事業における資機材の配備が取り上げられ、「災害時に備えた対策が進む」との説明があった。この資機材は、過去の災害教訓を踏まえたものであり、市民の安心・安全の確保に貢献すると期待されている。
他にも、新エネルギー普及促進費について、湖南小中学校における太陽光発電導入についての質疑があり、当局は「これにより持続可能な社会の実現に向けた第一歩となる」と答えた。
総じて市議会は、ひとまず本年度の予算案や連携協約、条約批准に向けた議論を円滑に進め、地域の発展に寄与する為の方針を応援する姿勢を示した。最後には、全ての議案がスムーズに可決され、令和元年の重要な成果とされている。
議事はその後、議会案第5号に関する採決へ移行し、原案通り可決された。今後の市政運営におけるこれらの活動の展開が注目される。