令和2年3月5日、郡山市の定例会が開催され、議案が一括して審議された。主要な議案として、令和元年度郡山市一般会計補正予算、また特別職の期末手当の改定に関する議案が注目されている。
議案第1号に関して、良田金次郎副委員長は、退職手当費の詳細に答え、退職理由や年代の内訳について明らかにした。自己都合退職や勧奨退職など、合計5名の退職者の内訳が報告され、議員の間で活発な質疑が行われた。
市長や議会議員の期末手当の引き上げについては、反対の意見が多く見られた。高橋善治議員は、昨年の消費税引き上げや台風被害を踏まえ、市民の生活状況に配慮する必要性について言及した。市議会議員や市長の期末手当を遡って引き上げることに疑問を呈し、慎重な判断が求められると強調した。
また、蛇石郁子議員も同様の立場から反対討論を行い、特別職の期末手当の引き上げは市民全体の生活に無関係とはいえないことを訴えた。市民の生活状況に配慮すべきであり、経済的影響を受ける現状を無視することはできないと述べた。
さらに、議案第12号及び第15号の期末手当改正に関しても、賛否が分かれ、最終的には賛成多数で可決された。議論の中で、特別職の報酬の見直しが急務であるとの認識が共有される場面もあった。
市道路線の廃止に関する議案第24号についても審議が行われ、会館全体の運営費を抑制しつつ適切に対応する姿勢が求められていることが議論された。議案はそれぞれ原案通り可決され、議会は市と市民の未来について様々な意見交換を行った。