令和4年9月12日、郡山市において市政一般質問が行われた。多くの議員が市のさまざまな問題に対して質問を投げかけ、市長及び教育委員会等による回答が提供された。
一つの重要なテーマは、学校教育における学校司書の役割である。この質問に対し、飯塚裕一議員は新たに配置された学校司書が教育に果たす役割と、その制度設計についての詳細を問うた。学校教育部長の嶋忠夫氏は、現在郡山市では全小中学校に学校司書が配置されるよう取り組んでいることを説明し、その意義を強調した。特に、教育現場での学校司書の重要性について、司書が児童生徒に質の高い読書環境を提供し、地域に密着した支援を行うことに期待が寄せられていると述べた。
また、学校現場の働き方改革についても議論された。教員の長時間労働が問題視されており、飯塚裕一議員は教員の働き方を見直し、労働環境の改善に向けた具体的な取り組みについて質問した。教育委員会は教員の業務効率化を図りつつ、システム導入などの具体策を進めていると回答。さらに、部活動の地域移行についても言及され、これは教員の負担軽減につながるとの見解が示された。どのように地域に部活動を移行させ、指導者を確保するかが今後の課題であると強調された。
さらに、高齢者などの交通問題に関しても言及され、品川市長は高齢者の運転免許証返納を促し、より安全な公共交通の充実に向けた施策を進めている旨を明示。持続可能な地域交通への移行が参加者たちによって提起された。
最後に、議会全体で議論されたプラスチックごみの問題や地域ごみの管理の課題も取り上げられ、環境への配慮を必要とする新たな施策についても意見が交わされた。地方自治体が抱える様々な課題に対して、今後も議員たちの取り組みと市民との協力が求められるに違いない。