令和元年12月9日、本市議会において市政一般質問が行われた。議題は、去る台風第19号による水害からの復旧状況に関するものであった。
行政においては、台風による大規模な水害に対し早急な復旧作業に努めている。保健所の実施した調査によれば、塚原太郎保健所長は、浸水被害が深刻であることを強調し、生活環境の改善に向けた取り組みの必要性があることが示唆された。
また、復旧状況に関しては、若竹裕之建設交通部長が国、県、市における河川の復旧状況を説明した。川の浸水被害により、道路の復旧も急務であるという。市内の主要な道路では、議事録からも確認できる通り、応急的な対策を講じている状況にある。
次に報告されたのは、農業集落排水施設についての復旧状況である。畠中秀樹上下水道局長によると、農業集落排水施設においても浸水が発生しており、予算化の上、対応を進めているところである。
また、一般住宅からの災害ごみの収集については、渡部義弘生活環境部長から、その進捗状況が報告された。執行部では収集対象エリアを特定しており、年内には全対象者からの収集を目指す。
質疑の中で、會田一男議員は、防災体制についての詳細な意見を述べ、自主防災組織の重要性を強調した。市長の品川萬里氏は、災害時における自主防災組織の役割認識を前提に、今後の対応強化について述べた。
報道によると、今後の水害対策として、遊水地の整備が計画されている地域もある。関係部署には、今回の災害を教訓にした新たなインフラ整備の推進が求められている。また、住民への情報伝達体制の強化についても、野崎弘志総務部長が今後の方針を述べ、課題解決に向けた取り組みを示唆した。
本日、議論の中で市民の安全を確保するための具体的な施策が重点的に検討された。しかし、実態に即した迅速な対応がさらに求められている。