令和3年3月10日、郡山市議会は定例会を開き、重要な議案と請願が審議された。中でも、「福島県最低賃金の引き上げと早期発効を求める意見書」と「75歳以上の患者の医療費負担の2割化について徹底審議を求める請願」が注目されている。
最初に、塩田義智議員(総務財政常任委員会委員長)は、議案第1号の補正予算に関する委員長報告を行い、賛成多数で可決されることを明言した。特に、多くの質疑が行われ、退職者に関連する費用の追加等について確認が行われた。そうした質疑の結果、議案内容の理解が深まったと述べた。
次に、請願第21号については、議論が盛り上がった。柳田尚一議員は、そうした賛成の立場から討論を行い、「今回の方針は高齢者の生活と命を脅かす」と述べ、議員各位に賛同を呼びかけた。また、請願第24号については、受診控えや高齢者医療の負担増が懸念され、各議員からの慎重な論議が交わされた。特に、医療の負担が長年の政策によって一方的に高まっていることが問題視された。
また、議案第79号の教育委員会教育長の任命や、郡山市浜路財産区管理委員の選任についても同時に審議された。市長の品川萬里氏は、選任した候補者の資質について強調し、議会の了解を得るよう要請した。任命に関連する議案は承認され、監視機関としての役割が期待される。
このように本議会では、郡山市の行政における様々な側面について議論が展開され、今後の市政運営に向けての方針が示された。市民の声を反映し、実効性のある制度づくりが求められる状況が続いている。