令和2年9月9日に開催された定例会では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する様々な議題が提起され、特に感染拡大防止対策が重要視された。
冒頭、議長は新型コロナウイルスに対する市民の不安を払拭し、感染の重症化を防ぐための検査体制の強化が求められると指摘した。特に、高齢者に対し希望に応じた検査の必要性が強調され、議員からは「希望すれば誰でも検査が受けられる体制が必要」との意見も上がった。現在、本市では発熱外来が1か所あり、今後は2か所に増設する計画も進められている。検査機器も増やし、業務を充実させていくようだ。
また、特に若者や児童への影響にも言及される中、小山学校教育部長は、不登校の新規発生者について、小学校で13名、中学校で20名との結果を報告した。児童生徒の心と体のケアはこれまで以上に重要となっており、各学校での対応も求められる。
次に、公共施設における検温体制について、非接触型体温計の導入が進められ、その重要性が増していると述べられた。デジタル化の流れにより、スムーズな温度測定体制が必要であるとし、市民に安心感を提供するための施策が求められている。その一環として、サーマルカメラによる熱中症対策の検討も進められている。
また、エアコン設置への助成についても議題に上がり、特に高齢者世帯やひとり親世帯への支援の必要性が確認された。コロナ禍での生活において、高齢者や子どもたちの健康維持が求められている背景を考慮し、導入助成の拡充案が議論された。
最後に、郡川大善寺線開通後の交通状況について、交通量の調査がなされており、一部では混雑が見られるとの報告があった。右折用信号の必要性や交差点の改善についても関係者と協議し、適切な対応が検討されるという。市では、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮しつつ、迅速に交通インフラの改善に取り組む意志が示されている。
このような新型コロナウイルス感染症への取り組みや、中長期的な視点からの市の施策は、今後の市民生活の質向上に寄与することが期待される。議員たちからは今後も更なる施策の充実が求められている。