令和3年郡山市議会の6月定例会が開会し、様々な議題が取り上げられた。
特に、会期の決定に関しては、議会運営委員会の委員長、佐藤徹哉議会運営委員会委員長が報告を行い、会期は20日間の議論が予定されていることが明かされた。議長は、「会期の決定に異議がないか」と質疑したところ、異議なしとの声があがり、会期が決定された。
この定例会では、議案第84号から第105号までの議案も一括して議題に供された。この中には、令和3年度郡山市一般会計補正予算や国家制度に基づく各種条例の改正案等が含まれ、市長の品川萬里氏が提案理由を説明した。
品川市長は、新型コロナウイルス感染症に対する対策の重要性を強調し、具体的な取り組みについても説明した。市長は、「全国各地で感染が引き続き拡大している中、我々の街でも医療体制が厳しい状況にある。このため、感染症予防に向けた予算が必要である」と述べた。
加えて、旧豊田貯水池利活用特別委員会からの提言があり、委員長の但野光夫氏が「旧豊田貯水池の利活用にあたっては、今後の検討を通じて市民の意見をほぐらせながら進める計画である」と述べた。この提案に対しても質疑応答がなされ、特に利活用の方針に関して多様な意見が出された。
最後に、品川市長は「私たちの街の未来を見据え、皆様のご指導と協力を賜りたく思う」と結び、議会の円滑な運営と市政の進展を願う姿勢が示された。議会の活動への市民の関与がこれまで以上に求められている。