令和5年9月19日に郡山市議会が開催された。
市長の品川萬里氏は、令和5年度の一連の予算案を含む27件の議案について説明を行った。
これには一般会計補正予算や特別会計に関する修正案も含まれた。特別会計の総額は、昨年度比1.4%の増となり、郡山市の財政状況の改善傾向が見られた。全体の補正予算額は76億6,670万円となっている。
さらに、市制施行100周年に向けた取り組みも進められ、記念イベントやクラウドファンディングによる資金調達が行われている。市長は「市民や企業と共に100周年を迎えたい」と述べた。
続いて、市長は新型コロナウイルスの状況についても触れた。郡山市保健所管内では、最近の新規陽性者数が減少しているが、依然として注意が必要との認識を示した。市民に基本的な感染対策の継続を呼びかけた。
また、豪雨災害に関する支援策についても報告した。久留米市へのお見舞金贈呈や、職員の派遣が行われたことが強調された。市民の安全確保に努める姿勢が伺える。
議会の会期は10月18日までの30日間に決定され、議案審議日程も定められた。市長からの説明後、議員による質疑が行われ、次いで議案の採決が行われた。議案131号から134号までの任命案はすべて異議なしで可決された。
議員の派遣については、奈良采女祭に郡山市からの親善使節団を派遣することが決定された。これにより、市と奈良市の友好関係のさらなる強化が望まれる。議会は、市政を健全に推進し、地域社会への貢献を目指していることが明確に示された。