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塙町、カーボンニュートラル宣言の方針と教育支援策を検討中

令和5年6月9日、塙町議会でカーボンニュートラル宣言や教育環境に関する質問が行われた。町は持続可能な地域作りを目指す。
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令和5年6月9日、塙町議会定例会(第2回)が開催され、一般質問として町のカーボンニュートラル宣言、学校給食無償化、障害児童の支援などが議題となった。特にカーボンニュートラルを目指す町の今後の施策に対して、町としての姿勢が強調され、町長は町の豊富な森林資源を活用する方針を示した。

この日の議会では、鈴木茂君や吉田広明君を始めとする議員から、教育環境の整備や支援体制について多くの要望が寄せられた。鈴木茂君が質問した際、教育長の秦公男君が学校のトイレ状況についての回答をし、和式トイレの存続と改修の必要性が指摘された。

また、教育長は特に不登校や障害児の支援策についても積極的に取組んでいることを強調した。吉田広明君からは、ひきこもり問題に関する相談体制の充実が求められた。県南地域での状況把握が進まず、現場での実態把握の重要性が訴えられた。

温暖化対策に関連した話題も飛び出し、塙町が参画する全国源流の郷協議会の活動が紹介された。町長は町全体の自然環境保全に向けた視点で、持続可能な地域への転換が急務であると述べた。

旧常豊小学校の跡地活用についても詳しい議論が展開された。町長は、無償譲渡を受け入れる考えを示しつつも、地域のニーズに合った使い方を模索する必要性を語った。さらに、湯遊ランドはなわについては、管理費や利用状況に関する質問が続き、今後の経営計画が求められた。コンサルタントによる支援も受け、改善に向けた努力がされていることが報告された。

会議の最後には、高齢者等共同住宅の現状についても言及され、利用者が全くいない状況の中で、今後の運用について議論が交わされた。町民からは、この施設の有効活用を望む声も挙がった。

町の施策と未来に対する真剣な討論が行われ、塙町がこれから直面する課題に対して、積極的かつ具体的な解決策を模索している様子が伺えた。次回の議会では、これらの議論からの進展が期待される。

議会開催日
議会名令和5年6月定例会(第2回)
議事録
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