令和4年第1回塙町議会臨時会が1月19日に開催された。
今回の会議では、翌年の予算に関する重大な審議が行われ、新型コロナウイルスの影響を受けた議案が主な焦点となった。特に、令和3年度塙町一般会計補正予算が重要な議題として扱われ、町長の宮田秀利氏は「子育て世帯への臨時特別給付金を計画している」と述べ、その必要性を強調した。
会議は午前10時に開会され、議長の割貝寿一氏が進行を務めた。出席した議員は12名、欠席は下重義人氏であった。本議会では専決処分に関する承認と、一般会計の補正予算2案が承認された。
まず、承認第1号として専決処分についての説明が行われた。町長の宮田秀利氏は、「今回は令和3年度塙町一般会計補正予算(第4号)を専決処分として実施した」と報告した。具体的には歳入歳出予算の増額が行われ、総額70億8,563万6,000円から5,700万円の追加がされた。これにより、国庫支出金の増額と民生費の増額を特筆した。
また、今回の特別給付金は、子育て世帯を主な対象とし、必要に応じて経済的支援の取り組みがなされることが期待されている。質疑応答には、藤田一男氏と吉田克則氏が参加し、具体的な給付手続きや対象者について詳しい打ち合わせが行われた。健康福祉課長の藤成寛味氏は、「給付金は年末に一括で支給され、未だ支給されていない家庭には手続き等を通じて対応する」と説明し、対象世帯について詳しく述べた。
さらに、議案第1号に関する討論も活発に行われ、町の予算に基づく支出が多くの生活支援に関与することが認識された。宮田町長は「臨時特別給付金事業を通じて、生活困窮世帯への支援を充実させるための重要な方策を実施していく」と意気込みを見せた。
会議は円滑に運営された後、原案通り決定され、全体の議案は可決される結果となった。議会は同日の午前11時03分に閉会した。