令和6年3月の塙町議会定例会が開催され、議案第19号から第34号までの一括説明が行われた。
町長の宮田秀利氏は、塙町滞在型交流施設「湯遊ランドはなわ」の指定管理者として株式会社塙町振興公社の選定を発表した。コロナ禍による収益悪化やエネルギーコストの高騰を鑑み、契約期間は3年間に短縮されることとなった。これにより、運営に関する見直しが図られる。
また、議案第20号では、塙町多目的交流施設の指定管理者に関しても同様の理由で株式会社塙町振興公社が選ばれ、契約期間は令和6年4月1日から令和9年3月31日までの3年間と定められた。
議案第21号に関連しては、地域資源活用総合交流促進施設についても、指定管理者が株式会社塙町振興公社に決まり、契約内容も同様に3年の期間設定となった。このように、町内の公共施設管理において一貫した方針が採られている。
調査報告書に基づき、議案第23号では新たに町道の路線認定が提案され、この路線は公共性を考慮して認定されるべきであるとの見解が示された。さらに、議案第24号では字の区域変更についても報告が行われ、地域のニーズに応じた行政運営の重要性が強調された。
次に、令和5年度塙町一般会計補正予算(第7号)については、総額71億7,978万円として提示された。この予算案では各種収入の増減が報告され、地域の財政状況への影響が分析された。また、令和6年度の一般会計予算案も65億3,400万円としてまとめられ、減少傾向が見られるが、一方で交付金の活用や適正な運営方針が示された。
健康福祉課長の遠藤安弘氏によれば、国民健康保険特別会計および介護保険特別会計についても補正が提案され、歳入・歳出ともに見込み及び実績に基づく調整が行われた。
最後に、上水道および下水道事業会計予算についても説明があり、安定的な水道供給と事業運営の重要性が改めて強調された。このように、議案全体に通じて地域の福祉と生活の質向上に向けた取り組みが示され、議会の討議が終了した。