令和5年12月19日、塙町役場で臨時会が開催された。
今回は、町議会議員や町長の報酬改正の議案が主なテーマであった。特に、期末手当の算定基礎を県に準拠して改定することで議員報酬の支給が影響を受けることが強調された。
町長の宮田秀利氏は、議案第57号について「県に準拠した改正を行うものである」と説明。また、総務課長の江田一寛氏は、具体的に「期末手当の支給率を100分の157.5から100分の162.5に改正し、今年の12月には100分の167.5になる」と述べた。これに対して、質疑も行われ、特に議員の報酬が平等に改定される必要性が話し合われた。
その後は、日程第4に進み、町長等の給与に関する条例の改定が議題となった。この議案も同様に、県に準拠した改正が行われることが説明された。各議案は最終的に異議なく可決され、報酬の改定によって議員や町長の責任が明確化されるとの期待も示された。
次に、工事請負契約についての議案第59号が上程された。これは、西河内地区の水路工事に関する変更契約の締結だった。町長は、設計変更によって発生した費用を説明し、議案を可決するよう求めた。農林推進課長も追加の工事内容を詳細に説明し、円滑な作業を進めるための状況を報告した。
最後に、令和5年度塙町一般会計補正予算についての議案第60号が上程され、歳入歳出をそれぞれ72億8,454万9,000円に増額する内容が説明された。特に国庫補助金の受け取りと低所得世帯への支援金に関する部分が強調された。高物価に対する支援も含まれているとのことであり、住民への具体的な給付が迅速に実施されることが期待されている。
すべての議案は異議なしで可決され、令和5年第6回塙町議会臨時会は午前11時10分に閉会となった。議長は、今回の議会が地域の課題解決に向けた重要な一歩であると強調し、出席議員の協力に感謝した。