今月12日に開催された塙町議会定例会では、主に新型コロナウイルスワクチン接種や役場庁舎の建て替えについて議論が交わされた。
まず、ワクチン接種については、町長の宮田秀利氏から詳細な説明があった。接種は4月以降に始まる見込みで、特に高齢者や基礎疾患を持つ方々が優先される。接種には希望性があり、希望者は町内で受けることができる。その際、必要に応じて健康被害等の相談窓口も設けられる予定だ。また、ワクチンは防災センターに保存され、万が一の停電時にはディーゼル発電機によって長時間冷却される。安全面も万全な体制で進行するという。
続いて、役場庁舎の建て替え計画が発表された。この計画は、耐震性の確保と今後の行政機能向上を目的としている。総務課の白石憲男課長が述べたところによると、新庁舎は基本設計に基づいて運営され、その中では周辺施設の配置も考慮される。庁舎の建て替えは、今後の防災拠点としても重要な役割を果たすことになる。特に最近の地震を受けて、災害時の機能重要性が改めて強調された。
さらに、新たに設置予定の「子ども第三の居場所」事業についても議論された。子供たちの居場所を提供し、学びや遊びを通じた成長を支援することを目的としている。生涯学習課の金澤祐介課長は、この居場所が地域の子供たちにどのように貢献するかを強調し、無償の食事提供や多世代交流の意義に触れた。