令和2年6月12日、塙町議会定例会が開催され、重要なアジェンダについて話し合われた。
最初に、鈴木茂議員が新型コロナウイルスに関する質問を行った。町長の宮田秀利氏は、特効薬やワクチンが未だ存在しない中で、感染症対策に不安を感じていると答えた。さらに、経済対策として、町独自の給付金制度に関する質問や、業者への早急な支援が求められた。
次に、一般質問ではエール給付金に関しての具体的な支給方法や対象についても議論が交わされた。商工会の会員及び非会員が対象とされており、申請手続きの簡略化が求められた。特に、鈴木茂議員は、支援金のスピードと公平な支給が必要であると強調した。
その後、こども生活支援事業の進捗についても触れられ、待機児童の問題が検討された。幼稚部や保育部における現在の入園者数や、今後の保育士の確保に関しても詳しい内容が示された。全体で225名の園児が在籍しているが、待機児童もいるため、町は早急に対策を練らなければならないとした。
また、公民館のバリアフリー化についても言及され、車椅子の方が利用できない現状が示された。教育長は、今後バリアフリーの改善策を講じる考えを示した。
旧常豊小学校の活用については、現在のところ集会所としての使用には大きな障害が存在するとされ、さらなる地域の要望などには応えられない状態であることが説明された。特に、耐震補強などが必要となり、町としての整備計画が求められる。
最後に、フラワーキング社への出資に関する質疑が行われ、町が進めている地場産業の振興策が強調された。これにより地域経済の活性化が期待されているとのことであった。
以上が今回の議会における主要な議題であった。今後も町の発展のため、効果的な施策が求められることになるだろう。