令和2年9月10日、塙町にて開催された第6回定例町議会が開かれた。
この日の議事は3つあり、出席議員は13名で全員が参加した。議長の割貝寿一氏が本定例会における会議録署名議員の指名及び会期の決定を行った。これにより、会期は9月10日から9月17日までの8日間に決定した。
その後、議案第52号から認定第7号までの15件の議案について一括説明が行われた。宮田秀利町長は、特に補正予算について詳細な説明を行い、歳入・歳出においてそれぞれ約3億3千364万8千円を追加する内容を伝えた。歳入の主な増額要因には、地方交付税や地方特例交付金の増加が挙げられた。
その中で注目されたのは、地方交付税が昨年度比で2億3千942万4千円の増額となる見込みであり、これが町の行財政運営に与えるインパクトが期待されている。特に、塙町は災害復旧や防災対策の重要性が高まる中、予算を適切に配置し、住民の安全を確保する施策を進めると述べた。
さらに、経済常任委員長の下重義人氏が、国土調査の進捗状況についても報告を行い、調査完了率が56.5%であることや、未実施箇所の完了には約100年かかる見込みであるとの厳しい現実について説明した。町ではこの課題に対して新たな予算確保を検討している。
教育長の秦公男氏は、町内の教育施策に対する進捗を報告し、新型コロナウイルスによる影響を軽減するための対策についても言及した。塙町は今後も教育環境の整備を進め、町民が安心して子育てできる環境作りに努めるとともに、経済活動の活性化にも一層努力するとした。