令和5年9月7日、塙町議会定例会が開会した。
議会議長の割貝寿一君が進行役を務めた。
本会議では、議事日程に沿って、いくつかの議案が提案されたが、特に「マイナンバーカードの状況」と「防災倉庫の備蓄品管理」についての報告が注目された。
マイナンバーカードの普及状況について、総務常任委員長の下重義人氏は詳細な説明を行った。彼によると、6月末時点で6,389枚のカードが交付され、交付率は77.96%に達している。特に、マイナンバーカードは健康保険証としての利用が計画されており、今後さらに活用される見込み。このカードは、安全性の面でも、24時間対応のコールセンターが設置されており、紛失した際の対応も整っている。
また、経済常任委員長の七宮広樹氏は、「防災倉庫の状況と備蓄品の管理」について詳細な報告を発表した。特に、B&G財団から寄贈された備品の整備が進んでおり、油圧ショベル、救助艇などが導入されている。また、令和6年度秋にはマイナンバーカードと保険証の統合が予定されていることも報告された。このように、感染症や自然災害に対する取り組みが進められており、町民への利便性向上を図っている。
このほか、町長の宮田秀利氏からは、行財政執行についての報告もあった。特に、新型コロナウイルス感染症対応の施策については、町民に対する給付金支給を強調した。彼は「エネルギー・物価高騰による生活困窮世帯への支援が急務である」と述べ、今後の施策展開に向けた支援の重要性を強調した。
最終的に、議会の運営と決算認定についての議案も可決され、今後7日間に亘り、さらなる審議を進めていく。
本定例会は町民の生活向上に向けて、重要な議論が交わされる場となっている。特に防災やマイナンバーカードの活用など、今後の施策における期待が高まる。