令和4年12月8日、塙町役場で第7回塙町議会が開かれた。この定例会では、議案第45号から第61号までの17件について、町長の宮田秀利氏が一括して説明を行った。この中には、給与改定に関する条例の改正や、国民健康保険税等の減免についての重要な議題が含まれている。
特に、スクールバス及び学童保育の運営状況については、総務常任委員長の下重義人氏が報告した。彼は、幼稚園で発生した死亡事故を受けて、運営状況の安全性について調査を行ったと述べ、運転手や職員が利用者の安全を確認する重要性を強調した。
また、地域振興としての林業アカデミーについては、経済常任委員長の七宮広樹氏が説明した。同アカデミーは、県内での林業の未来を担う人材を育成するために設立され、これまでの研修内容や実習環境を紹介した。実習フィールドでの設備も揃い、今後の利用予定も含めて積極的な運営が期待される。
議案の一つである、塙町振興計画(実施計画)については、予算決算常任委員会の吉田克則委員長がその調査結果を報告した。令和5年度から7年度を計画期間にした今回の実施計画では、具体的な事業内容とその見込額が示された。特に、地域活性化に向けた施策や、その財源の確保が焦点となっており、効率的で効果的な行政運営が求められるとの意見が多数上がった。
さらに、コロナウイルスに関連する補正予算では、健康福祉課長の星周児氏が新たな支援策について述べた。コロナ対応に関連して医療体制を強化するため、緊急の財源確保が必要とされている。特に高齢者医療においては、効果的な施策を講じるための財源の運用が求められる。
これらの議題に対する意見交換が活発に行われ、今後の行政運営における重要な方向性が議論された。議会を通じ、塙町の課題解決に向けた具体的なアクションが期待される。