令和4年12月の塙町議会定例会で、観光振興や移住施策の重要性が強調された。特に、移住者を引き寄せる魅力づくりについての質疑が交わされた。金澤 太郎議員は、観光資源の発信を強化する必要性を訴え、町の魅力を伝えることで移住者増加に繋げるべきだと述べた。
町長の宮田 秀利氏は、塙町の観光資源が多様であることを説明し、SNSやホームページを通じたプロモーション活動を強化する方針を示した。また、具体的なターゲットを定めた観光キャンペーンを行う考えも述べられ、ダリアや自転車など、特定の分野での集客力向上を目指す意欲が伺えた。
次に、健康関連の質問では、金澤議員が現在の健康増進事業や住民への情報提供方法について意見を寄せた。町長は、町民一人ひとりが町の観光資源に愛着を持つことが重要であり、地域振興事業を通じて町民がその魅力を再発見できる機会を提供したいと述べた。
続いて消防団員の報酬に関する施策についても議論があり、団員の報酬が増加していることや、今後の運営に関する資金調達や業者との連携などが話題に上がった。町長は、報酬の見直しや団員の働く環境をさらに良くしていくことを約束した。また、次年度からの活動内容についても、消防団の充実を図りたいと明言した。
秋祭りの成功についても触れられ、2,500名の来場者があり、町の振興に寄与した点が強調された。このイベントは、今後の塙町のイベント開催の指針となるとの町長の発言も印象的であった。次回に向け、多様な参加者が楽しめるような企画が求められている。