令和2年4月3日、塙町役場において令和2年第3回塙町議会臨時会が開会した。議会の重要な議案が審議され、多くの決議が下される結果となった。特に注目すべきは新たな議長、副議長の選出であった。
臨時会の冒頭で、議長候補として割貝寿一議員が紹介され、彼は開票を経て議長に選出された。選挙結果は、割貝寿一議員、藤田一男議員が同票となり、くじ引きにより割貝議員が当選した。彼は「地域の課題解決に向けて、皆で協力して取り組む」と挨拶した。
次に、副議長の選挙では鈴木孝則議員が選任され、彼もまた議会の円滑な運営を目指す意欲を示した。議会運営に関する諸問題も挙がり、議員たちの間で意見交換が活発に行われた。その中で、新型コロナウイルスへの対策も重要な課題として浮上した。
議席の指定、常任委員の選任については議長から提案され、異議なく決定された。また、白河地方広域市町村圏整備組合議員の選挙では、議長からの指名によって吉村守広議員と七宮広樹議員が選出された。
特に目を引いたのは、専決処分についての議案が数多く提出された点であった。令和元年度の塙町一般会計補正予算を含む専決処分が通過し、町の財政運営に貢献する内容として注目を集めている。塙町長の宮田秀利氏が提出した補正予算は、歳入歳出の総額が68億4,593万7,000円という多額に上る。
議会の運営方法や財政に関する問題が次々と議題に上り、議員からは活発な意見が交わされた。これらの決議は、地域の未来を築く上で重要な一歩として位置づけられている。議会閉会時には、議長は今後とも町の発展に向けて全力を尽くすと締めくくった。