令和3年12月10日、塙町議会(令和3年第8回定例会)が開催された。議事では、一般質問が行われ、下重義人君が風力発電計画について言及した。
下重義人君は、塙町大字片貝地区での風力発電計画に関して、インベナジー・ジャパン合同会社からの情報を求めた。町長の宮田秀利君は、この会社が風力発電を行う事業者で、福島県との連携で進めていると述べた。また、地域の理解が不可欠であると強調し、既に数回の説明会を開催し、地域住民からの理解を得られていることを報告した。
次に、藤田一男君が塙町立はなわこども園の運営状況について質問し、教育長の秦公男君が、待機児童の現状と園の運営状況について説明した。この時、教育長は、本年度の待機児童を一名とし、保育士不足が影響していると説明した。
次に、水道事業について、町長は上水道の料金体系見直しを進める意向を示し、収益確保への取り組みを強調した。また、県や国からの支援金の活用を考慮し、持続可能な運営を目指すと述べた。
塙町役場庁舎建設については、宮田町長が現在の庁舎が老朽化しているため、建設を急がなければならないとの考えを示し、安全な庁舎建設が必要であるとした。これに対し、議員らは設置場所や建設計画について疑問を提示した。
さらに、地域交通問題として、消防団員の減少についても言及され、富士西小学校の児童を新設された第三の居場所事業によって支援する方針が確認された。これは、町内の子供たちが安全に過ごすことを目的としたものである。
まとめとして、議事が終わり、町民の安全を維持するための施策、特に自然災害への備えについて、多くの意見交換が行われ、今後の課題として廃屋の再構築、交通安全や教育の質の向上に向けた取り組みが挙げられた。