令和3年3月の塙町議会第2回定例会が、3月11日に実施された。議会では、令和3年度の予算案が詳細に説明され、さまざまな課題が取り上げられた。
本定例会では、特に健康福祉課からの令和3年度一般会計補正予算についての説明が注目を集めた。健康福祉課長の藤成寛味氏によると、児童福祉施設運営事業費は305万2,000円と計上しているが、前年同期比で623万3,000円の減額となるという説明があった。この施設は旧塙幼稚園での運営にかかる経費である。
さらに、生活環境課長の鈴木義房氏は、環境衛生費において933万3,000円の計上を明らかにした。今年度はアメリカシロヒトリ防除などの取り組みが含まれているが、前年比で170万6,000円の減額となった。
まち振興課では、農業委員会事務局の運営費について、827万3,000円の計上を示した。前年同期比で85万円の減額となるが、主に委員報酬や事務局職員の人件費が反映されている。
また、教育委員会からの報告によれば、学校教育課長の佐藤光一氏は、スクールバスの運行管理費が2,220万7,000円で、前年と比較して68万5,000円増額されると述べた。これは常豊方面へのバスを中型に変更するための経費である。
予算案の中には、塙町国民健康保険特別会計予算の計上もあり、藤成氏は詳細な説明を行った。国民健康保険税については、2億1,757万7,000円が期待されるほか、予算全体においては9億6,054万3,000円が計上されている。
この日は、特定の議案について質疑を省略し、全体の意見を合わせて審査を進めることが決定された。議会は順調に進行し、最終的には本日の日程が全て終了した。議長の割貝寿一氏は会議を散会することを宣言した。