令和5年3月7日、塙町で令和第1回定例会が開催され、複数の重要な議案が上程された。
会議は町長の宮田秀利氏が開会を宣言し、出席議員らが定足数を満たしていることを確認した後、日程に従って進行した。
まず、議事日程の中で指定された内容に基づき、会議録署名議員の指名や会期の決定が行われた。議会運営委員長の鈴木茂氏により、会期は3月7日から3月15日までの9日間が認定された。
さらに、町長は新年度予算案に関連する施政方針を説明した。この中で、宮田町長は新型コロナウイルス感染症への対策や、物価高騰による家計負担の軽減に向けた施策を強調した。
特に、子育て家庭支援策や教育関連事業に対する予算が組まれており、小学校・中学校入学予定者への祝い金支給が例示された。町長は引き続き少子化対策と子育て支援に全力を尽くす意向を示した。
また、総務常任委員会の下重義人氏は、町税の収納状況と滞納対策について報告。滞納者宅への訪問による徴収活動を強化する方針が述べられた。今後も滞納額の減少を目指し、具体策を検討する必要があると指摘された。
経済常任委員会の七宮広樹氏も発言し、商工振興活動事業の補助金に関する調査結果を報告。特に、商工会と連携した事業の見える化が急務であると訴え、次世代を担う青年部への支援が必要であると強調した。
その他、行政報告終了後、議案第1号から第26号までの一括説明が行われ、町民の安全・安心な生活のための各種施策が提案された。特に、塙町犯罪被害者等支援条例の制定や、子ども基金条例の設置など、新しい施策が盛り込まれている。
質疑応答では、議員との間で財政運営の透明性や効率に関する意見交換が行われた。出席した議員達は、町民の声を反映した施策や予算案の慎重な審議が求められていることに理解を示した。
最終的に、会議は午後3時に延会されることが決定された。次回は予定通り3月8日に続く。